俺は獰猛爬虫類 おまえのためにやってきたママ・パパ 俺は宇宙からの侵略者 おまえのためのロックンロールビッチになるんだ 口を閉じろ おまえはピンクモンキーバードのようにやかましい 俺の脳味噌は言葉で爆発している おまえの電気仕掛けの目で俺を見て ベイヴ おまえの光線銃を俺の頭に押し当てて おまえのスペースフェイスを俺の顔に寄せて ラヴ 月世界の白昼夢にぶっ飛ぼう 偽りは止めてくれ 真実だけを言ってくれ 人間の教会だ ラヴ 聖なる場所だろそれなりの ねえ俺に おまえが本当に気に掛けていると教えておくれ 俺を舞い上がらせてくれ おまえの電気仕掛けの目で俺を見て ベイヴ おまえの光線銃を俺の頭に押し当てて おまえのスペースフェイスを俺の顔に寄せて ラヴ 月世界の白昼夢にぶっ飛ぼう |
moonage daydream album ziggy stardust 1972 大意協力Mi.Y. |
月世代の白日夢
"俺はアリゲーター"と言う歌い出しで始まるこの歌の部分だけ LPレコードの溝が劣化するくらい重ねて聴いた。 剣呑な歌詞の中に見え隠れする単純化された複雑な真実。 DAVID BOWIEの声が鋭利な響きで聴く者の魂を貫く。 rockがある種の冷たいシルエットで染め上げられてゆく。 異形の或いは突然変異のそしてandrogynous的なシルエットに。 陶酔的な或いは性的な、且つある種のロマンチックささえ感じさせる高貴な下品さ。 私は夢中になった。子供を虜にする毒薬のようなlovesongに。 他愛のない歌の中に潜む魂の軌道を損なうほどの音楽の魔に。 |