ヘイ マン 一人にしてくれ 全く
ヘイ マン ヘンリー電話を切ってくれ 俺 行かなきゃ
ヘイ マン 身繕いだ この顔を何とかしなくっちゃ
この柔らかい腿のひよっ子は
俺を骨抜きにしちゃうんだ

ヘイ マン 気違い沙汰の学生時代
ヘイ マン 勉強した事なんて無駄になった
ヘイ マン 彼女はいつもばたばたしてる
彼女は"ぎゅっとしなくちゃ"と言ったが…
でも彼女は…彼女といったら!!

俺に寄りかかんなよ チケット代もないくせに
俺はサフラジェットシティに帰んなきゃ
俺に寄りかかんなよ
止める時間だって無いくせに
知ってんだろ サフラジェットシティだぜ
街は素敵で 彼女は最高さ

ヘイ マン 気を利かせろよ 行っちまってくれ
ヘイ マン 今度はあんたと一緒にって訳には
      行かないんだ どのみち
ヘイ マン ああ不良め ここに居座るなよ
定員一人だ 彼女が来るんだ 彼女が来るんだよ

ヘイ マン 

おざなりsex ありがたいこった



サフラジェット=suffragette は婦人参政権論者【主に女性の】の意

suffragette city
album ziggystardust 1972
大意協力:Mi.Y

青鞜都市 

この奇妙な歌詞を持った歌はまるで、ziggyで途方に暮れた
子供達にこのアルバムがrock'n'rollのレコードだと
言うことを思い出させるために挿入されているかのようだ。
だが、聴衆はもはや、この青ざめた世界観から逃れることは出来ない。

言い寄る男を振りきって、まるで、音声的な語感だけで
選ばれたような(だが、充分曰くありげな)奇妙な名前の街に帰る色男。
だが、聴くものの眼前に広がるのは
もっとabstractな世界のように思えてくる。

意味が声に変換され、
声は剥き出しの音に変換される。
暗転のように曲が終了すると、
聴衆は音の坩堝がもたらした混沌の中に取り残される。

そしてダイアモンドの針が次の曲への溝を走り始めるのだ。